可もなく不可もなく。

同居人だったIさんは既に新居に移っている。しかし、まだ少し荷物は部屋にある。偶に来ては荷物を持って行っているようで、少しずつ減って行く。最後は捨てるゴミが残った。


今日は月に1度の資源ごみを捨てる日である。なので朝からIさんが来てゴミを捨てる。Iさんは趣味がヤフオクを始めとする萌え製品の通販等なので様々なダンボールがある。その中から引越しに使う物は取っておき、残りを捨てる。また、月に一度の資源ごみの日なので瓶や電池も捨てる。古布も回収の対象だと言うのでIさんは使っていた布団(カップヌードルをこぼした)と絨毯を持っていった。
ゴミを回収する場所には係りの人が居る。
「絨毯とか大丈夫ですかね……?」
「ん〜、ちょっとギリギリだなぁ。」
微妙なやりとりの後とりあえず回収される。
その他にも1年分くらいの週間少年マガジンを捨てていた。


時間は前後するが、この前日の夜、要らないと言うのでインスタントラーメンの余りを貰う。ジャスコの激安ブランドである「TOP VALU(トップヴァリュ)」のインスタントラーメンである。決して「top value」ではない、意味が逆になってしまう。
このラーメン、ラーメン通でもあるIさん曰く「激不味くて食う気がしない」との事である。早速、ラーメン通でも何でもない私が食べてみた。別に不味くて食べられないわけではないが、美味いわけでもなかった。