「司書とハサミと短い鉛筆 *2」読了。

高校の図書館で謎の空間「虚ろの図書館」に迷い込んだ主人公――江本文人は、そこで「POP-UP PICTURE BOOK」と書かれた本を見つける。勿論、これが「飛び出す絵本」と云う意味なのは一目瞭然だが、そこは頭の悪い主人公のこと。直ぐには理解できない。
それはともかく、その絵本から何故か生身の少女――フィフ・デグリースが出てきて、てんやわんやの大騒ぎ。フィフを狙う悪者に、心臓を本に変えて脅されて、いやぁこいつぁ困ったなぁ。はっはっは。


って感じの内容だった。なかなか面白かったけども、特に気になった点が一つ。前述の極端な頭の悪さ。それをくどくどと説明する長い文章。これの所為で読むテンポが狂わされる。これさえどうにかなれば……。
表紙とかタイトルからは、物凄く面白そうな雰囲気が滲み出てたんだけどなぁ……。パンツ穿いてないし。
まぁ、設定は悪くない。2巻以降の展開に期待だな。雲木とか素敵キャラも居ることだし。