結局、食い気か?

旅に行きたい。NHKの「列島縦断 鉄道12000km」と言う番組の再放送みてそう思った。


旅に行きたい。


行きたいが金が無いので行けない。暫く行ってないと行きたくなる。しかしやっぱり金がない。これの繰り返しである。私を知る人はご存知の通り私は旅行好きである。特に明確な目的が有って旅行するわけではない。過去の例をとってみると、他人の紀行文に出てきた函館の朝市。その朝市に行きたくて函館まで……。
それが目的と言えば確かに目的と言える。しかし、それは飽くまで動機付けであって只単に俗世間(普段生活する場)を離れて見ず知らずの土地に行きたいと言うだけかもしれない。


ちなみに私を良く知る人は、「私が鉄道好きだから単に電車乗りたいだけちゃうんか。」と思われるかも知れない。しかし鉄道好きになったのは旅行好きよりも後である。つまり旅行の手段としての鉄道に魅入られたと言う事である。
旅行手段は幾つもあるが何故鉄道か、と言う点に対して明確な答えがある。それは「青春18きっぷ」の存在である。詳しい説明は省くが1日2,300円でJRの特急・急行・グリーン車・指定席以外に乗れる切符である。


それはさておき、旅行の良さとはなんであろうか。「旅は宝の山だ。」と言った人がいる。その通り、旅をして見知らぬ土地に行けば何らかの発見を得られる物である。その発見を言葉にしろと言われても簡単にできるものではないが、例えば綺麗な景色をみれば深く感銘を受けるであろう。
世には旅行すると疲れるから家で寝てるだのなんだのと言う人が居るが、人間なんらかの行動をすれば疲れるに決まっている。疲れない旅行をお求めなら湯治場で1週間でも宿泊すると良い。また、金が掛かるから行かないと言う人もいる。そう言う人にこそ「青春18きっぷ」をお勧めする。


列車に揺られ揺られて行く車窓を眺める。車窓に飽きたらうつらうつら……。時間に余裕があるなら途中下車するのも一興である。思いもしなかった物に出会えるかもしれない。
旅行をしていると旅先やその通過地で綺麗な景色、美味しい物に出会える事がある。例えば富山などで売っている駅弁で「ますのすし」。青森で売っている「気になるりんご」……。


まぁ、つまり食い物ばかりなわけだな。