箱詰め仕事 142日目。

「お前、シンナー大丈夫か?」
作業台に着くなり、これだ。
いきなり、何を言い出すかなぁ、この係長は……。


よくよく聞いてみると、明日、お客さんが来るから床の塗装するって。又、見えを張るわけだね。
他の工場と似たようなもん作ってるから、作業内容は殆ど同じ。その中で差を作るには、こう言う見栄え工作が大事、って事。
しかし、どうせなら日曜とか、人の居ない時に塗りゃぁ良いのに……。
係長曰く、「行き成り一遍に吸うから来るんじゃ、少しずつ吸やぁ大丈夫じゃろう。何なら、缶にシンナー入れて、このへん置いとこうか?」
……ペンキ塗るなら塗るで、さっさと塗って帰って。(´д`)


と言うわけで、シンナー漂うなか仕事して、2時間残業。