軽四のケツに追突。

16時過ぎの事である。それは、みずほ銀行の口座に預け入れ可能なATM*1まで、国道486号を単車で走っている時に起こった。


ふっ、と目の前に現れる軽四のケツ。まず、何が起こったか理解できなかった。
しかし、その軽四が殆ど動いていない事は直感的に分かった。
とっさに急ブレーキを掛ける。
ロックして滑る後輪、前輪も滑ったような滑ってないような……。ともかくパニックになりどうにか停車しようとするが、どんどん近付いてくる軽四のケツ。
何でこんなところでトロトロしてんだ、早く行ってくれ……。そんな願いも虚しく、軽四のケツ左端の方に前輪が右斜めから接触。バランスを崩し、そのまま左にこける単車。ぶつかった衝撃で投げ出される私。


痛い……、左腕が痛い……。とっさに左腕を見ると服の袖に穴が空いていた。左腕をみると肘の辺りに大き目の擦り傷が……。全治1週間と言うセリフが思い浮かぶ。
状況が良く理解できていなかったが、とりあえず軽四の運転手らしい70歳代と思われる人に警察に連絡してくれるよう頼む。軽四の運転手は事故現場の直ぐ近くの住民らしく、運転手の家内と思われる人が消毒液と軟膏を持ってきてくれた。
ああだこうだと話すこと30分。ようやく警察が到着して現場検証に入る。警察官は2手に分かれてそれぞれに事故当時の状況を聞いたりする。


そこでようやく事故の概要を把握できた。事故現場の道路は丁度土手のようになっていて、その土手の側道と言えなくもない小道を上がってきた軽四が飛び出した。そして優先道路を走っていた私は追突。現場を真上から見ると、丁度「ト」の字が左右反対になった形状をしている。
警察官の話し振りからか、軽四の方が明らかに不利と悟った運転手の家人はだんだん険悪な態度になり、何を血迷ったか「うちも悪いとこが有ったが、あんたも不注意やった。」「あんたのはうちの保険で直して、うちのはあんたの保険で直して。これでええやなっ。なっ!」とか何か5分5分に持って行こうとする魂胆丸見え……。(´д`)
どちらも車両保証はついておらず、対物だけだと全額保証はないはずだが……と思いつつも「はぁ、そうですか……。」とか答えておく。


次に保険会社に電話を入れ、聞かれるままに色々30分程答える。
最後にレッカーが要るかどうか聞かれ、15kmまでは無料だと言うのでバイク屋まで持って行ってもらう事にした。ちなみにバイク屋まではそこから9kmらしい。
しかし、不幸は重なるようで、今日、バイク屋は定休日である。レッカー移動のサービス会社の方で24時間までは無料預かってくれるようだが、現場からそのサービス会社、サービス会社からバイク屋までは距離に計上されるようで……。

*1:引き落としはどこのATMでもできるが、預け入れはかなり限られる。