「シフト I ―世界はクリアを待っている― *8」読了。

うっひゃー、こいつぁ……、すっげぇ面白い。
とある高校の男子生徒である主人公を含む一部の若者たちは、眠るとファンタジーRPGのような世界に「シフト」してしまう。シフトした世界では、現実とは違った姿形で、戦士だったり魔法使いだったり、それぞれ固有のスキルが使えるようになるのだ。これは、その世界で戦士でも魔法使いでもない、怪物系として生きていく主人公の物語*1
まぁ、よくある話なんだけど、人間にも善人悪人が居るように、モンスターにも善人悪人が居るんだぜ、ふぅーはっはー。みたいな、そう云う分かりやすい話が主軸。だけど、身を護るためだったり、本能的な何かだったり、過去には色々ありましたー。俺はその過去と、どう向き合っていけば良いのだろうー。と云う、心の葛藤なんかも描写されてるかな。


そんな小難しいことはともかく、読んでて面白かった。
今回、ハードカバーからの文庫化ってことで、前からハードカバーで出てたのは知ってたんだけど、読む機会がなさそうだったから丁度良かったな。これは連続刊行された2巻3巻にも期待できる。

*1:ちなみに、表紙は主人公じゃなくて多分ヒロイン。